ここは何なのか?

よくわかるリンク集

・何をしているか もともと音楽をアップするためにネット活動をしていましたが, カードゲームなども始めるようになりました. 行動は以下のどこかに記録するようにしています. 以上. ・作品置き場/日誌など 音楽など(テクノ) ニコニコ動画  http://www...

2017年12月31日日曜日

映画『火花』の見どころは何か?(太陽編)

これまでの映画『火花』感想シリーズ
出題編(ネタバレ無し)
解答編(ネタバレ有り)

概要

私は怒っている。これは『火花』本編の問題ではなく。
映画を見た経緯の問題である.

『火花』を見たきっかけーmakosuとは誰か?

 私が『火花』を見たきっかけはそれを観たmakosuという人の反応が凄まじかったからである.
 makosuはゆく先々で揉め事を起こすタイプの動画配信者である.私は彼がカルドセプトというゲームの有名プレイヤーを引退に追い込んだことを今でも根に持っている.
いつか彼に巨大な敗北感を味合わせてやりたいと思っているが, 特に何もできたわけでもなく, アメーバピグで某ネット大喜利プレイヤーを晒上げにする, ゲーム系youtuberの親族に作品を売りつける などの事件をただ見ることしかできなかった. 大喜利プラスの出来事もまだ収束したとは言えない状況だろう.彼はいつでも慈悲を見せずにただただ彼の中の理屈; プログラムに従って行動していたように見えた.
 そんなキラーマシーンのような人間が映画を絶賛したのである.
 何か形容できない違和感を覚えて, それが何かを探りたい.
 実はそんなことが目的で私は『火花』を観に映画館に行っていた.

makosuは神谷なのか?

 本編を観てすぐ,彼がなぜ『火花』を気に入ったか分かった.
 神谷のお笑いに対する真摯でまっすぐな姿勢は,makosuが普段配信で語ってきたことと全く同じだった.神谷のネタは営業先のおじさんに受け入れなかったが,makosuの行動も行く先々で拒絶されている. makosuは間違いなく『火花』に慰められていた.
 映画のストーリーが自分自身と重なると嬉しいのはわかる,だが,だとするとmakosuには大きな見落としがある.映画の転換点として一番大きかったのは神谷が徳永そっくりの髪形にしていたことだろう.芸人としての理想像のシンボルである神谷でも他人をパクってしまう, そのような現実は芸人物語『火花』の最も味が濃厚な部分だ.
 しかし,神谷に共感してしまった人に対してはまた別の意味があるのではないだろうか.『火花』という権威が自分と同じ髪形だったら何なのか,神谷=自分という仮定があるのなら,あの髪形のシーンにあてはめたらどうなってしまうのか. 
 たまたま鹿谷が自分そっくりの髪形になっているのを見た神谷が大喜びで徳永に自慢したとしたら徳永は精神崩壊してしまうだろう.
 

私は徳永なのか?

 さっきから無意識のうちに徳永=私となっているのが不愉快で仕方がない.物語の登場人物の関係上しかたなく徳永のポストについているが, 徳永と私には決定的な違いがある.私は恨みで動いている.
 考えてみれば神谷は漫才という場に自分自身をぶつけられているからまだ成功している.きっと傷つく人自体は少ないのだろう. 一方makosuはその情熱を今までたくさんの"犠牲者"に突き付けてきた.人の気持ちに共感できる,それが分かっただけでも良かったと思うが, その上での今までのあの行動と思うと尚更気味が悪い思いだ.
 公園でパーカッションの練習をしている人をそのまま炎で燃やし尽くす. そんな奴らが『火花』で自分は正しいのだと思って映画館を後にする.
 そんな一面が『火花』には間違いなくあるんだろうと思う. 

総論

一本の映画の内容を何時間もかけて考えるのは確かに面白かった.
ただし、神谷に感情移入したという理由で『火花』を他人に勧めてはならない.

ちなみに先日makosuは彼の生放送のリスナーともう一回『火花』を見に行ったらしい.
いい加減にしろよmakosu.


大喜利プラスは名指し投票を黙認しているのか(改)

前提知識

2017年11月. 大喜利プラスと私の間で出来事があった.
後日,管理人とコンタクトをとる機会があり現在は,大喜利プラスの運営姿勢について強く糾弾するスタンスではなくなったが,
こういうこともあったということで記事を再掲載する.
尚,当時発見した"現象"及び再現方法は各方面から支障をきたす情報だという声があったため,対策が取られたと確認するまで自主規制させてもらう.

以下記事本文



概要

[自主規制]現象がある。(11月13日8時30分確認)
前回はこの現象を不備と断定したが今回はその是非を問う。

新事象:ルールの変更

先ほど大喜利プラスのルールを確認したところ禁止事項の部分で更新が行われていることを発見した。告知、明確な更新日時が記されていない問題点もあるが今回は割愛する。


”現象”は不備だったのか?

本日確認時点でのルールでは"仲間内、"の文言が追加されている。
ここで投票中に投稿の投稿者名がわかる"現象"で何ができるかを整理する。

  1. 全てのユーザーが大喜利プラスの機能のみを用いて任意のユーザーに投票すること。
  2. 全てのユーザーが大喜利プラスの機能のみを用いて任意のユーザーへの投票を避けること。
”仲間内”が何を表現するのかは不明だが、サービス内外で接点の無いユーザーが故意に任意のユーザーの投票数に影響を与える"現象"を今回のルール変更は網羅的に禁止していないと言える。
このタイミングでのルールの変更は何を意図したものだったのだろうか。

結論

大喜利プラスの管理人は"現象"を意図的に黙認していた可能性がある。
つまり、現在の大喜利プラスは[自主規制]で不特定多数が意図的な特定ユーザーへの投票、投票避けができた。
また、最近のルール変更ではわざわざそれらに影響がない文言が追加された。
それらは何らかのページで説明されていないため、ユーザー間で情報の格差が生じていた可能性が高い。
管理者は今回のルール改正、[自主規制]が意図的か否かについて早急に運営方針の説明が必要である。
皆様はどう思いますか?
投稿は[自主規制]か、[自主規制]ないかどちらの大喜利プラスがいいと思いますか。
それを決めるのはユーザー1人ひとりの管理者への連絡が重要です。

宣伝コーナー

それはそれとして私は年末に開催されるコラボイベントを応援しています。
皆様もイベントについて応援・期待のメッセージをよろしくお願いします。

とりあえずルミネのメールアドレスlumine@yoshimoto.co.jp

大喜利プラスの不備を連絡しようとしたらアカウント停止された件(改)

前提知識

2017年11月. 大喜利プラスと私の間で出来事があった.本来のこの記事はその経緯説明の目的があったが,機能説明としても有益だと思われるため,当時のブログの記事を再掲載する.大喜利プラスには面白い機能がたくさんあるので有効利用すると面白いだろう.


以下, 記事本文

概要

昨夜、大喜利プラスの不備を発見しその旨を連絡する連絡をしたところ
回答権を凍結された。
その不備とは[自主規制]というものである。

大喜利プラスの機能

大喜利プラスでは出題への回答、回答への投票、回答へのコメントの他に
回答のダウンロード、シェア、MYツボ登録、回答へのコメントができる。
ここでは回答へのダウンロード、シェア、MYツボ登録する方法を説明する.
個別回答ページへの行き方


ギャラリーページでは各お題の新着1位、大・神ボケ、週刊人気ボケ等を見ることができる。
このぺージでは該当する回答にMYツボへの登録、ダウンロード、各種SNSへのシェアを上図赤ライン部のボタンで行うことができる。
また黄色い枠内をクリックすると個別回答ページに移動することができる。


個別回答ページの説明
個別回答ページでは先述のMYツボへの登録、ダウンロード、各種SNSへのシェアの他に回答へのコメントを行うことができる。

※この部分以降に当時大喜利プラス内の不具合について説明していたが,後日管理人と連絡が取れたため,その不具合,使用についての詳細は割愛させていただく.

事態の経緯

私にはその仕様が管理人の意図によるものか分からないので管理人に連絡のフォームを使って連絡しようとした。
しかし、送信の控えがメール等で残らないことがフォームのテスト送信で判明した。
今回報告する事項は管理人の考えによっては不正行為になりかねない非常にデリケートな問題である。そのため、やり取りは相互で控えが残る形で行いたかった。
私は送信用のメールアドレスを教えてもらえるように連絡をした。
これが2017年11月11日の午前1~3時ごろの出来事である。
本日昼、大喜利プラスツイッターアカウントにて以下の投稿がされた

私はアカウント停止された。
私はツイッターにて再びメールアドレスを教えてもらえるように連絡をしたがまだ連絡は来ない。


現在の状況

この状況を知っていることを仄めかした私が回答を凍結された事態を皆さんはどう思われますか?
私は今回の事項について細かな経緯説明を行い、当該仕様が意図しない場合訂正を行い、大喜利プラスが本当に安心して遊べる場にすることを希望します。
(※2017年11月11日20時35分現在投票中の回答の回答者名が分かる仕様は修正されておりません)

2017年12月15日金曜日

『かめくん(北野勇作)』を読んだのは『風あこがれ(ベビー・ピー)』に行ったから

概要
本記事は小説『かめくん』と
それを原作にした演劇含む三篇『風あこがれ』の感想とかメモである.
ネタバレはやわらか丁寧にに行うつもりだが本人の理解がうっすらしているのでネタバレとしての情報量は非常に疑わしい.


本文
まずは『かめくん』の話から
「かめくん」と聞いてどんな塩梅の「かめくん」を想像するだろうか。
私はmakosuの『ベタベタ選手権大会』(https://www-indies.mangabox.me/episode/38841/)のキャラクターを想像したが、北野勇作さんの方も「かめくん」がアパートを借りて図書館に行ったり重機を操縦する仕事をしている話だったのでしっくり来た。
逆にもう少しメカメカしぃ「かめくん」をイメージしても面白かったかもしれない。
突然メカの話になったと思うかもだが『かめくん』のジャンルはSFなので突飛な発想ではない。
ここまでの文章みたいな感じでチラチラとSFっぽい要素が出てくるのが『かめくん』だ。
シーンの大体が「かめくん」のにちじょう小説なのだが、
本当に徐々に気付かない間にSFっぽさが増してきて、ペースが速くなってからの畳み掛けもすごい。と言いつつも文章で描かれているシーンは最初から最後までのどかさが漂う不思議な雰囲気である。今思うと最初からSF感は全開だったのかもしれない。

つまり、『かめくん』のおもしろさは文章のようなイメージ空間ならではのもので、演劇のような三次元空間に射影する方法は適さないと思う。

いや、10月に観た『風あこがれ』の『かめくん』を思い返したがすごく「かめくん」だった。

『風あこがれ』の公演は
鹿児島だと動き回るには狭いバーで
確かメンバーは5人くらいで
お話は『かめくん』を含む3本立てで
どれも5人でやる割には複雑な話で
というより音と照明のコントロールも状況に応じて持ちまわっていたように見えたが
いろんな意味で目まぐるしかった

唯一『かめくん』だけが人形劇だったが、機械認識の中間層みたいなデザインの人形を手に持って演技する形だった.そのため、劇中の音と照明のコントロール係のように「かめくん」を持つ人も変化するのであった.
今思えばそここそが一番『かめくん』らしいポイントだと思うがそのときは気付かなかったが。
そのときでは、とにかく『かめくん』の世界観のフィーリングがよく伝わった。
原作を読んだ今ならわかるが、はしょったシーンはあるが話はどっちも同じで受け取った印象も同じだ。 
ただ、世界を形作った人が違っていて各々の色というか何かに現れていてどちらもしっくり来ていたのですごいと思った。

片方しか確認していない人はもう片方も確認した方がいい.

2017年12月13日水曜日

2017年12月11日月曜日

映画『火花』の見どころは何か?(ネタバレ無し出題編)

概要

ピースの又吉が原作の『火花』の紹介記事である。
先入観を排したい人には不向きだが、意識して観ると間違いなく話が何倍か面白くなるポイントについて解説したいと思う。
全体的にネタバレ無しを心掛けているが、後半は物語の構造に軽く触れる。

注意事項

・パンフレットはネタバレっぽいので注意
・映画のホームページもスタッフ、キャスト、映画館情報以外は見ない方が良い
・今週くらいから放映が終わるので行くなら早めに


キャラクター

最低限この4人の顔は覚えないとストーリーが理解できないだろう。
・徳永(菅田将暉):主人公。平凡なお笑い芸人。
・神谷(桐谷健太):型破りなお笑い芸人。
・真樹(木村文乃):神谷と同棲している。
・山下(2丁拳銃川谷):徳永の相方。

あらすじ

若手芸人の徳永(菅田将暉)は型破りなお笑い芸人神谷(桐谷健太)のネタに衝撃を受ける。
徳永は神谷に弟子入り、芸人生活の傍ら一緒に呑みに行くなどで刺激を受ける。
そんなこんだで何年か時が経ち、なんやかんや出来事があるのだが、
徳永と山下からなるスパークスやあほんだら(コンビ名)神谷は果たして幸せと言えるのだろうか。



ここまではネタバレに最大限配慮したがここからは、ほんの少し詳しく話に触れるので注意。







『火花』の見どころ-リアルな芸人描写-

徳永や様々な登場人物が送る芸人生活はテレビでしかネタを見ていない我々には知る由もない部分まで映されている。
それが本当なのかわからないが、予想もしない方向で残酷だったり常識ではありえないほどボケとツッコミであふれている。

『火花』の見どころ-変容する登場人物-

どこからどこまでかは言えないが、劇中で何年か時間が経つ。
その過程で登場人物にも様々な転機があり、環境や芸人のスタイルなどが変化する。
劇中のほとんどのシーンがそれらの対比のためににあるのだが、
特に、徳永、神谷、真樹、山下の4人については鼻につくほどマメに拾ってくるので1シーンとも見逃せないだろう。

『火花』の見どころ-ストーリー彩る漫才-

随所にスパークスやあほんだらがネタをするシーンがある。
面白いのはもちろんのことストーリー上の意味も大きく持たせてある。
まさかネタを通して徳永の”変化”が伝わってくるとは思わなかった。
シーンによってはネタをしている徳永が目立たないところもあるのだが、どんなネタをしているのかしっかり確認しよう。


宿題

人物の対比する手数が多いのが印象的だった。
映画の解釈は色々あると思うが、少なくともそれらが見えて来たとき面白く感じた。
同時に見逃してしまったシーンも多くあるのに気づき、後悔もした。
それらの詳細はネタバレ有り回答編に続けたいと思う。

2017年12月10日日曜日

大喜利プラスを応援せねばと思った件

概要
大喜利プラスで起こっていたある"現象"について私は活動をしていましたが
大喜利プラスの管理人と連絡がつきました。
その結果、大喜利プラスを応援する方向に活動をシフトすることにしました。

経緯
こちらの活動、連絡の甲斐あって管理人と意見交換に成功しました。
その内容は”現象”の件以外にも及び、それらの中には"現象"との関わりもあるので詳しくは割愛しますが、私からは以下のような意義がありました。

  • "現象"についてのお互いの見解を理解する
  • "現象"以外に起こっていた事例を学ぶ 
  • その他四方山話
まぁ、有って無いような報告ですが。
一連のやり取りを通して、
大喜利プラスは誕生して間もないサイトで運営の方針もまだ発展途上である。
現在、大喜利プラスを"効率的に利用"しようとする活動もあり、どのように運営するか固まっていない現状ではナーバスにならざるを得ない。
そのため、直接的に要求を通すことで過剰な刺激を与えるより、大喜利プラスがより盛り上がるような方向に促す、平たく言えば応援するような活動が望ましいと考えをシフトするに至りました。

私の活動の根幹は「大喜利プラス、もう少ししっかりしてたら良いなぁ」という点にあるため、今回の方針転換はそれを裏切るものではないことを確認しておきたい。

以上。

2017年11月7日火曜日

野外劇団楽市楽座みた

11月5日は霧島アートの森に行く事になったのだが
朝たまたまどこかで入手していたチラシを見つけ, 
さらに帰宅したときまだ疲れてなかったので行くことにした.

初めて見に行く団体なので, そして予備知識も全くないのでどんなもんかと気になっていたが
会場にあったのはそのまま晒された舞台と客席.
驚くのは舞台の真中は回転していて, 仕組みはどうやら水力.水に浮いている.
たまたまそこに噴水があったかのように違和感が無い.
その分演者の見た目は遠くから見てもかなり怪しい. 
思えば遠くから見ても何かやっているっぽいのが分かるのは良くできている.

演目のジャンルはミュージカルだと思う.
何かストーリーがあって丁度よい区切り毎に演奏したり歌っていたりしていた.
演者3人でBGM・効果音を兼任していて音楽との絡みが多かった.
話の内容はあまり良く分からなかったが何が起こっていたかは分かるし丁度良い感じだと思う.
それよりあの水に浮かぶ舞台が気になって仕方が無かった.
きっとあの台の事は熟知しているとは思うけど初見だと本当に大丈夫なのかハラハラする.

予備知識が無かった分のワクワクはあったが
夜中の冷えを甘く見ていたのと投げ銭システムに上手く順応できなかったのとで
ぜひともリベンジしたい.


2017年11月6日月曜日

記録171105

アートの森でナムジュンパイク展
http://open-air-museum.org/event/event-35262
のあと
隼人の風が思ったより安かったのでそれで帰ったら時間が余ったので
ギャラリー游のGuracicaを見た後
劇団楽市楽座の公演を見に行った
http://yagai-rakuichi.main.jp/
気が向いたら詳細を書いておく

2017年10月2日月曜日

「良いテロリストのための教科書」を読んで分かる例の動画のリアル

 大体10年前, 外山恒一の政見放送が話題になった.
 
動画を見れば分かるが政見放送の場で反選挙を物々しい様子で演説している.
政見放送はしばしば危なそうな人が出てくるが, これは「オチ」が綺麗で「ネタ」だと安心して見ることができる.

 当時はまだお笑いブームも盛んで「エンタの神様」や「M-1」を観るような感じで一家団欒の時にこれを見ていた.特に私はその手の番組は熱心に見ていて分析もしていた. 当時の私の評価は, お笑いとしては面白い(力み過ぎた)トーンと雰囲気で話している点, 選挙の放送で選挙を否定する点でアピールしているが政治家が面白いネタをする必然性が無い点で設定に無理がある, 要するに面白くはあるが勢いだけのネタだと解釈していた.
だが気になる事に,父が笑いに疎い癖に反応が良すぎた. 何か私が分からないパロディや文脈か何か理解していそうな様子が癪だった.ちなみに父の出身校は東京のH大だがこの日記には関係が無い.

 ネットで面白い政治ネタが上がるたびに彼もまた浮上し, そのことを思い出しては元ネタを探してみたりするのだが, 分かりやすく省略されたインタビュー記事ではそのモヤモヤは晴れず, 本人のホームページは文章量というか全体的なヤバさに手出しできない状況で長いこと放置された疑問となっていた. それが今になって新刊を出してきた.私としてはどうしても例の動画をお笑いとして消化したかったが手詰まりなので買って読んだ. 

 いきなり2chのニュース板?( それこそ10年前によく見かけて今はどこで騒いでいるのか良く分からない)の住人を対象としているような空気でたじろいだ. 一般人はせいぜい右翼や左翼という言葉に漠然としたイメージを抱くくらいでヘサヨやパヨクと言った専門用語は分からないしましてや青林堂という出版社名は初耳だろう.本文が彼の脳内インタビュアーとの会話方式なのも相まって空気の方は排他的である. しかし, 用語についての説明は対照的にフレンドリーだった.本の流れは世界全体の右翼左翼の概念のでき始めから日本での出来事をネットで使われているらしい専門用語ができるまで(そしてその少し先)をミッシングリンク無く順を追って説明しているため不本意だが門外漢でも分かった感じになる.歴史を語る上で外山恒一本人が活動する経緯・そのスタンスの背景にも触れられている.
 
 それらが分かると10年前の解釈の誤りも分かることができる.選挙そのものに異議を唱えることも狂気に満ちた物々しさも政治活動に面白さを付けることも歴史に足をつけて踏み出した結果なのだと.他のネタの理解に役立つかは疑わしいが少なくとも外山恒一のネタの解説本としては確実に役立つ.

 また, 他に類似する本を読んでいないので本当かは分からないが, 他の本ではほぼ触れられない年代の内容や対処法にも触れていると主張しているのでそれが本当かどうか分かる人ならそれらも役立つと思う.

 繰り返して書くが不本意ながらその分野についてはほんの少し知識を得てしまったと思う.ただ, ネットの殺伐とした雰囲気が現実の社会にまで波及してきたような今の息苦しさの根源が見えたような気もする.もしかしたらネットで何かを強く主張することはある種政治活動と変わりが無いのかもしれない.いずれにせよ,自分が何をしていようとも息苦しい事は確かで, 面倒臭い世界の中で外山恒一という面倒臭い人間が何をしてこれから何をしようとするのかは割と応用が利くノウハウかもしれない.

2017年9月29日金曜日

蒸気波要点ガイドを読んだので分かる気がした

ネットで情報を見た瞬間売り切れとなっていたディスクガイドが再版されたので無事手に入れることができた.
表紙が原因不明にドストライクだったので欲しかったのだが通販サイトの説明文を読む限りネット音楽の紹介だと思っていたら
vaporwaveという全く知らないジャンルの本だったので面食らった.どうやら思っていたより狭義のネット音楽らしい.

ただ読んでるとどんな音楽か分かる.分かる気がする.
用語集や生活の知恵など要所要所に初心者向けのページがあるので, ひじょうに優しい.(意味不明なページもあるが)

そういうわけでvaporwaveとはこんな音楽だろうかとイメージした


音源のDLコードも付いていたしその他色々調べてみて
いわゆる答え合わせをしてみたのだが
結局近いのか遠いのか良く分からない.
どうもじぶんの中の80年代?と空気のようなイメージがかみ合わないと思ったら
80年代感の解釈を大きく間違えているようなそんな気がする…

みんなも蒸気波要点ガイドを買って合っているかどうか確認しよう!

2017年9月4日月曜日

ヘボット!あるいは井澤詩織にハマる

ヘボット!というのは日曜の朝に放映されててオモチャとか食玩やら出てるタイプのアニメなのだがこの前うっかりDX(デラックス)が付く方のオモチャを買ってしまった.

思い返すとコンビニでスナック菓子とトレカが値崩れしているのを見たのがファーストコンタクトなのだが,明確に意識したのがゲームパロ回(驚くが間をおいて二回ある)の解説を見たとき.
他にウテナのパロがあったりその他コアなパロディがあったり次第に目が離せなくなったのがヘボットにハマるきっかけだったと思う.
最初観たときは異国のアニメを原語で見たかのような意味不明さだった筈だが恐ろしくも順応してしまった.


話は飛ぶがメイドインアビスというアニメが今年の夏放映されている.
そのアニメは原作のファンなのだがナナチというキャラがかなりツボでアニメではヘボット役の井澤さんが演じる.
メイドインアビスのPVか何かでその声を聴いたとき明らかにナナチだと感じたがそれと同時にヘボットとも認識してしまい.不思議なことが起こった.
ヘボットを見たときそれを同時にナナチだと認識するようになってしまい頭が混乱するようになった.
良く考えればヘボットの時点である程度かわいかったように思える.

そういった状態でたまたまデパートでヘボットのソフビ人形(二割引き)を見かけたので買ってみたら思いのほか心が安らいでしまった.

ちなみにDXヘボットはネットだともっと手ごろな値段になっているのだがここまで条件がそろってしまうとDXヘボットとボキャネジ3本と工具箱セットを買うのは必然と言えるだろう.(ヘボットはネジとか工具とかがモチーフである)
多少うるさいのが欠点だがそれがもうかなり癒される.
もうすこしグッズを買い足したくなる自分が怖い.

再度話が飛ぶが,ここからはメイドインアビスの未アニメ化の話になるが,
作中でボンドルドというキャラクターがカートリッジというアイテムを使うがヘボットはそれと割と似た形をしている.
そう思うとヘボットの意味合いがさらにややこしいことになってしまい勢いでソフビの方のヘボット人形をボンドルドっぽく改造したのだが
何かあまりかわいくない気がしてきたのが 最近の悩みの一つである.

少なくともソフビのヘボット人形は再度買うべきかもしれない…

2017年8月24日木曜日

読書「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング 」

自覚していることだが,私は自分の頭の中の内容をアウトプットするのが好きである.
何かのブログでこの本の紹介があった時は似たような系統の趣味の人が本を出したなぁと思っていた.
もう少しそういう内容だとわかるようなタイトルの書き方にしてほしかった.

さて、この本の内容を説明すると. 思考を紙に手書きで書く効率の良い方法とその利用方法である.
似たような趣味の人ならわかると思うが, 紙の上にメモをする習慣は案外最適化しにくい.
授業のノート等は項目ごとに本を分けたりルーズリーフをファイリングするだけで良いのだが,
それ以外のとりとめのないメモの場合想定すべき状況の違いでツールの選択肢が増大し悩むことが多い.
これまで小さいキャンパスノートや測量野帳,定期入れにカードを入れる方法やトランプまでいろいろ試したが不満が大きかった.
大きいノートは強度と取り回しが悪く, かといって小さいものだとスペースが少なすぎる.
今まで一番正解に近かったのが測量野帳で買い物メモや不意を突かれた時等ポケットに忍ばせる用途では最適だったが腰を据えて書く事については手首がつかれる代物だった.

この本で出している答えは用箋ばさみ.文房具のコーナーではノート類ばかり見ていたので完全に盲点を突かれた.ペンのおさまりも良くてちょうど良い.
あと,紙のコスパも調整できるのが良い. これだけでもかなりの収穫.
また,この本は書いたメモの活用方法なども書いてあるが書くこと自体を楽しんでいた私としてはそういう使い方もあるのかと意外だった.

ビジネス書として内容の密度はすこし薄い気もするが,
同人誌としてはかなり楽しめる本だったと思う.


メモ
そういえばメモ用のトランプがあったことを思い出したのでその存在を覚えておこう.

ゲーム攻略「かまいたちの夜(iOS)」

おそらく十分知名度があるゲームだと思うが念のため核心に言及している部分とそうでない部分に分けて書くことにする.

何かのアプリを開いたときiOSのアップデートをきっかけに32bitのアプリが起動できなくなる(あってる?).その関係で配信停止になるアプリがあることを見つけ.スパイクチュンソフトのアプリも漏れなくそうなるらしいので急いで攻略した.
ケイブか何かのシューティングゲームとかもねこそぎらしい.ぶっちゃけそのためだけにOSをアップデートしない用とする用の二つのデバイスを持つことも考えてしまった.

で、ゲームの話をしたいがいったいどこまでがネタバレに該当するかしないかが分からないので非常に書きにくい.
あくまでここは自分の記録なので割り切るべきか.
とりあえず当たり障りのない順に感想とか情報とか書く.

結論から言うと 話が面白かったのでかなり満足した.男女二人が雪山のペンションに行くという状況で書ける話をよくここまで面白くできたと感動した.

ゲームのシステムは,ノベルジャンルの中では珍しくフローチャートが無い.つまり割とプレイしにくい.未だにフラグが把握しきれていない.
あと, かまいたちというと未プレイでも思い浮かべる青いシルエットが無い.私はこのバージョンしかやってないが別になくてもよかった.


ここから当り障る情報.

今までノベルゲーは,特に背景をバックに(乗馬に乗るみたいな記法だが)全面にわたって文字が出るタイプのゲームはひぐらし(体験版)と428とポケモンのフリーゲームとフロラン…細かいの思い出すとけっこうやってるなくらいしか無いがミステリーものからコメディ・シュール・ホラー・アクション等ジャンルが広く変わるのは面食らった.
初回はヒロインに殺されて,次回真相を解明して(予想以上に直球なトリックでしたね).そこから釜井達の夜とOの悲劇を見たから驚きも大きい.割と夢中になって選択肢を総当たりしてしまった.
今思うと普通にプレイしたらエンディング後は釜井とOの悲劇のどちらかになるように作られていたように思うからそれが制作者の罠だったんだろうな.

ちょっとよくなかった部分は二つ
1つはフローチャートが無かった事.これは単純に不便を強いただけに思える.
2つ目はトリックの難度.犯人を指定する部分でどう見ても怪しいあの人を選んだらそのまま話が進んでしまったのが良くなかった.てっきりそこから謎解きを促す細かい選択肢が出てくることを期待していたから拍子抜けである. そもそも,原作はキャラのシルエットが出ているらしいが, キャラの情報量が増えたらもっと簡単になってしまうのではないだろうか. 機会があれば別機種の方も確認したい.

感想はこんな感じか.

最後にストーリーをすべて見られたか気になる428であったしおりシステムがないのでいまいち安心できない.
不思議のペンション編が最後ですよね・・・?


2017年8月21日月曜日

読書「嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え」

あまぞん
青年と哲人の会話でアドラー心理学を伝える内容.
結論から言うと自己啓発書として良くできている.
良くできているので読みやすい.

青年と哲人は極端な存在論者と目的論者でお互いが反論し合う事で話が進む.
青年は哲人に食ってかかるのだがその様子を読むだけでも楽しい.
しかし, そういう展開は一章で終わる.青年はちょろすぎた.
悲しいかな所詮は登場人物はすべてアドラー心理学を分かりやすく伝えるための装置でしか無かった.
ただ, 良くできた自己啓発書なので会話は不愉快にならないように配慮が行き届いている.SNSのレスバトルにありがちな非建設的文章は無い.二人の楽しい会話を延々と楽しもう.
基本的にはノンストレスだったが極端なキャラクターに耐性が無い人や主人公がドヤ顔で説教するような話が嫌な人には向かないだろう.


個人的に最も収穫だったのはこのような対話形式の本があると知った事である.
内容を伝える意図でキャラクターをデザインしているということが分かれば考える切り口も増える.
例えば青年は存在論者の典型として作られたと思うのだが, きっとこの本を読むような層の共感を煽るように設計されているのだろう. 私は全く感情移入できなかったが.
この考えは今読んでいる本についても役立った気がするがそれはおいおい加工.

読書「図解でわかる心理学のすべて」

あまぞん
昔倫理の教科書か資料集かで読んだ内容と重複するような部分が多い.それを読んだことが無かったらそこそこ目新しい内容だと思う.
どちらかと言うとこの本の方が内容が詳しく, 俗な内容も多い.
結局心理学は各々の人生観ありきという印象になったが実際どうなんだろか.

2017年8月9日水曜日

本を読んだ「タロットの秘密 (講談社現代新書)」

 数年前,タロットに興味を持ったが使ったのは五回もないと思う.
三か月前,歓迎会か何かで幹事が席割りを決めておらずそして出席者が22名だった時はこの時のためにタロットを持ち歩いていたのかと思い幹事に貸したが, まぁ微妙にグダった.カードの大きさの割に数字が小さいので席番号札には適さない.
 こんなことで実感するのもどうかと思うがタロットの知名度はそこまで高くはない.よく回想すれば私もタロットの本を読むまではドラクエⅣか爆ボンバーマンかそこらへん程度の知識しかなかったのでそういう事なんだろう.
 逆に考えれば世の中の所々に浸透していると捉えることもできるが街中の書店ではタロットの入門書はほぼ占いの本である. それらを読めばカードの意味は分かるがその本の筆者や世の中でタロットを出す人たちと根本的な前提を共有できていないようなしこりが出てくる. いや、なぜそのカードを持ち出すんですか、と.流行った経緯も気になるけどどちらかと言えば空気感がまだ何かしっくり来ないんですよ、と.
 そんな声が実際に伝わったのかは分からないが「タロットの秘密 」は「占いをしたい!!!!」という人以外にも間口を広げている. まずタロットカードにときめきを抱く気持ちを伝えてくれたのが助かった.
 本の流れはそこから一旦タロットの起源までさかのぼってから現代までどのように深化し形を変えて一般に広まるようになったのかを丁寧に説明している.この部分も日本にどのように入ってきたのかを経由し最終的にはかなり最近のトピックまで言及しているので初心者でも読みきりやすいストーリーになっている.
 後半の半分くらいはカードの意味や読み取り方の説明をしている.実はかなり前に「タロット―こころの図像学」に手を出していたのだがちょっと長くてちゃんと読めていなかったのだが, それをかなり分かりやすくしたような内容になっていてこちらは最後まで読めた.「図像学」の方も今ならもう少し読めるかもしれない.
 最後の最後の方で占いの例が書いてあるがこの部分はあっさりしている.この本の意図はよくあるタロット入門書では書かれない部分をカバーすることだと思うのでページ数の都合上そこは削らざるを得なかったのだと思う.
 …という風に私はこの本の内容に満足している.しかし,本の表紙(とオビ?)が既存のタロットファン向けである点が少し残念である.確かに歴史的な部分の説明は元からタロットが好きな人も気になる所だったのだと思う.その部分をアピールしておけばタロットファンはこの本を間違いなく買うだろう.
 ただ,タロットと言えば占いという発想すら浮かばない層こそこの本を必要としていると思う.今タロットが好きな人よりこれからタロットを好きになる人の方が間違いなく多い.できればもう少し何も知らない人が手に取るようなそういう仕掛けが合っても良かったんじゃないかなと思う.

本を読んだ「頭がよくなる「図解思考」の技術 (中経出版)」

 買った時の記憶は無いことは多々ある.
 きっと描ける図の種類が増えたら良かろうという思いがあったのだろうが一番大きい動機は十中八九セールがあったからだ.

 箇条書きのメモでは意味が分からなくなりがちだから図で表現したほうが分かりやすいというのが本書で挙げているモチベーションだが,その癖して文章がかったるい.
内容もそこからあまり進まない.あ, この本俺向きじゃない感がじわじわと浮き上がってくる.ところどころ役立つと思う部分があるのがやりきれない.図で書けるようになるには話の内容の学習とパターン化と訓練に頼っているのが悲しい.
 こういうことがあるから電子書籍はガチャガチャの域を出ない.そう思った矢先, 怒涛の展開がやってくる.

 描いた図はパワーポイントを作るときにも流用できますね のコーナー
どうみてもポンチ絵
手書きの線でなんとなくぼやけていたものがOfficeフィルターを通せば強く匂ってくる公的機関のpdf感

 確かに箇条書きよりかは分かりやすいとは思うがメモには変わらないわけでそれをそのままパワポにするのは悪手…

 そう思いつつも残りはおすすめ書籍のコーナーだけだったのでつい読んでしまう.
「アイコンやちょっとしたポンチ絵をさらっと描けるようになりたい人の本」の見出し.
自分で「ポンチ絵」というワードを使ってしまっていた.

 重要なネタバレを書いてしまったのでこれ以上は内容に触れないが伏線とこれ以上のオチは用意されているので気になる人は読んだ方がいい.

 初心者にはもう少し簡単なところから始めた方が適していると思うし, それ以上の人には何か物足りない内容なので結局誰向きなのかは私には分からなかったが,
ただ「ポンチ絵」というワードに特別な感情を抱く人はこの本を楽しめる
このことはかなり自信を持って言える.

2017年7月27日木曜日

本を読んだ-完全教祖マニュアル-(架神恭介 , 辰巳一世 )

一昔前のネットならこの人の文章を一度は読んだことがあると思う.
 よく調べたら本もいくつか出していたのでへぇ~と思っていたが半年前よいこの君主論を読んで発想が面白かったがそれだけだと思いつつも記憶には実用書の棚に入れた.
それでこの前ツイッターにこの本の宣伝があったので何となく買った. kindleの購入ボーダーラインは恐ろしく低い.

 内容はビジネス書みたいな体で宗教の作り方から儲け方までの説明である.要所要所で天下のアップル・トヨタでも~みたいな感じでキリスト教仏教創価学会での例を挙げていてとても面白い.

 きっとラーメンズのコントみたいな世界観の一発ネタのような本だと思うのだが, 軽快な文体で宗教の知識と事業の知識が簡単に学べるのでガチの実用書(入門者向け)として成立している気がする. 読了直後はネタとしか思っていなかったのだが, 今読んでいる鏡リュウジのタロットの本で書いてあるタロット普及の歴史がこの本の内容と一部合致(まぁ魔術結社は宗教と少し違うのだろう)していたので驚きのあまり記録してしまった次第である.

 この本, 完全教祖マニュアルとしか言いようがないのだがタイトルの語感以上の内容があるので注意したほうが良い.

 しいて難を言うとすれば, ネタ本とするのならもう少しおちゃめさが欲しかった, 実用書とするのなら宗教の知識が完全にゼロだったら着いていけない点である. 要するにどんな本と受け止めていいのか分からないのだが, そんなバランス感が丁度いいのかもしれない.

映画を見た-彷徨える河-

わざわざ検索してこの日記に行きつく人はいないと思うし, 絶対他の感想とか見ていると思うがあえて言うと.
かなり面白かった. だけど前情報を調べてたらそこそこ面白い止まりだったかもしれない.
私の場合はたまたま予告編をうっすら見てその後チラシの安齋肇のコメントだけ読んだのでそこまでなら大丈夫だと思う.

ただ, 面白かったと言う気持ちは記録しておきたいので少し行を開けた後色々書こうと思う.そう思ったけど何も知らずにこの分を読んだ人をそそのかしたい気持ちもある.




何も知らない人はこの映画をループものだと思って一回見てみてほしい.






以下,普通の感想.
 そもそも、チラシやパンフレットやホームページに書いてあることなのでネタバレじゃないと思うのだが, この映画は二つの話の断片が交互に流れる. どちらも体調が悪い白人の学者と現地のシャーマンがある植物を探しに河を行く話で時代やイベントの詳細などに違いがあるが大筋ではほとんど同じである. 実際に映画を見た方々, ここまでは合っていますでしょうか?
 
 私は二つの話で眼鏡をかけた白人が老人の白人の若いころと誤解したせいで半分近く時系列が逆転した状態で映画を見てしまったので未だに自信が無い. 異教徒と出会うくだりで石のプレートの破損で間違っていたことに気が付いたのだがその時はとても巧妙な叙述トリックを味わったような気分だった. 登場人物はなんて柔軟な時間の感じ方をしているのか. いや,私が一方的に引っかかっただけだが.

 目に映る映像は白黒で時間の流れもつぎはぎで全くもって私の直感からズレているのだが別生物の感覚をダイレクトに注入されているように感じた.主人公のシャーマンは私と同じ人間のはずなのだが. そういえば彼は記憶を失っていたのだった(非ネタバレ事項). 空になったシャーマンは過去を思い出して初めて今を認識できていたとすればあのシーンの順番も納得がいく.おそらく順番の問題は小さい. 今のところはそういうことにしておく.

 結局私の勘違いに基づく世界観のインパクトが強く作品が何か伝えたいとしたらその何かはあまり良く分からなかったのだが, もちろん物語も成立している. 私の思ったまま説明すると, 本作はループものである. 良い終わり方と悪い終わり方, 前の周回のできごとの清算を経てシャーマンと白人学者はなんかどうにかなるのだ.

 もう一回言う. この映画はループものである.
 

映画関係者の解説とかあったら見てみたいけど絶対自分の解釈間違ってるんだろうなぁ…
来週記憶媒体でリリースされるからもう一回見てみたい気もする.

https://www.amazon.co.jp/dp/B0718YNPV2

 

2017年7月26日水曜日

映画みた-メットガラ ドレスをまとった美術館-

 ファッションの事は知らないがニューヨークでは美術館主催のセレブ大集合のパーティがあるらしい.その目的は美術館の資金集め.そう聞くとなんかすげぇ試みだなと思うが, 向こうには服飾部門があるらしくパーティの他にも服飾の企画展示が普通に行われているようだ.

 もしかしたら常識なのかもしれないが, この映画はファッション無知の人にもちゃんと理解できるくらい説明が丁寧だった. いや, どちらかと言うとファッションガチ勢ではない人の方が映画の内容が分かりやすかったかもしれない.

 本編は服飾部門のキュレーターとファッション誌編集長らが服の展覧会とそのパーティの準備をがんばるという内容である.いろんなところから服を借りたり, 席の割り当てに悩んだり色んな行程が映されていたが, 何より目立っていたのはファッションガチ勢のスタッフとそれ以外の人の温度差だ. 

 展覧会のテーマは「鏡の中の中国」, 要は映画とかのイメージ上の中国に沿った服を展示するのだが, 美術館の他の部門との協力を仰いだり, 中国の記者の取材を受けたりといったファッション外の人とのシーンは双方の認識のズレが大きく描かれていた.

 要は日本で例えるととかなりアレンジされた着物や忍者装束の展覧会みたいなものだと思うが, 中国国民でない私でもかなり"攻めている"発想だと分かった.あのブッダの扱い方は却下されなかったら間違いなく炎上している.そういった部分でもスリルがあって面白かった.もちろん, 彼らはそのような無理解があることをちゃんと客観視できていて, 終盤ではそのことへの回答も用意してある.

 こう書くと何か社会的な映画だと思うかもしれないがほとんどはムチャクチャカッコイイ服と、 オシャレな人たちの仕事風景と、何かあの人やたらとテイクアウトのコーヒー飲んでね?感でできている.どんな人でも何らかの知的好奇心が満たされるドキュメンタリーだったと思う.
 

http://metgala-movie.com/
https://otekomachi.yomiuri.co.jp/enta/20170414-OKT8T07298/
http://www.metmuseum.org/exhibitions/listings/2015/china-through-the-looking-glass

2017年6月9日金曜日

女神転生ifかんたんクリア(初見)

iOSでダウンロードできなくなると話題になった女神転生ifをプレイ.
アトラスのゲームと言うとサイコ難易度と思っていたのでなるべく楽をするようにプレイ.
結果, 心折れることなく一周目を無事クリアできたので手順もといプレイ記録をメモしておこうと思う.ちなみにプレイ中はもちろんプレイ前でも攻略情報とか目を通しているので(未プレイだと理解できない部分が多かったが)初見殺しとかそういうのは期待してはいけない.

・プレイ前予備知識
-ユミルートが楽
-男だと装備が強い(無敵らしい)
-主人公が死ななかったら中盤で強い武器が手に入る
-敵と会話できる, あまつさえポケモンみたいに捕獲できる,育て屋は無いが合体できる

・学校
学校を出るまでの手順が複雑だったが構内をうろうろしてたら勝手に進む.
必要な装備品等や強い仲魔(要するにポケモン)が手に入るイベントがあって親切心を味わう.
会話が楽しいがなかなか仲魔ができない(後に,ある程度のステータスや仲魔にできない種族がいることが判明)

・傲慢界
戦闘は会話で避けられる事もあるので活用する, 戦闘になってもジャックフロストでどうにかなる.
ボスは新月の時じゃないと倒せない.

・飽食界
カジノはリセット技で確定勝利可.カジノ景品で装備を整えよう,売却用に買いだめもしたがやってよかった.
ダンジョンの構造が複雑だがマップを埋める事を心がけたらゴールできる.
ここまでは敵もどんどん強くなったり連戦もあってスリルがあった.
クリア後はカジノの景品が強くなっているのでKフロストシリーズを揃える.
他の武器も買ったが結局使わなかった.

・怠惰界
オートにすれば自動的に敵が死ぬ.経験値とお金もらい放題.
噂に聞いていたが実際にプレイしてみると大変さが分かる.普通の装備だったら間違いなく投げ出していただろう.
戦闘を防ぐ魔法やアイテムがあるのでそれを使うと便利.

・嫉妬界
Kフロスト武器が効かない敵が出てくるので注意.
マップが使えない場所があるので見晴らしの玉必須, 足りなくなったのでネットでマップをググりました.
ヒノカグツチ入手.
その他強い防具購入.
うっかり無想正宗イベントのフラグを折ってしまったがそもそももう一回街に行く気が失せているので無視

・貪欲界
ユミにヒノカグツチを持たせておけば氷無効の相手でもオートでサクサク戦闘.
かと思ったら反射する敵が出始めるので初見の敵は慎重に対応&仲魔にして会話で回避.
マップも一方通行で戻されることが多くなってきたのでドアを通る前にマップを開く習慣がつく.
チェフェイは宝箱一個だけ開けてクリア.

・ラストダンジョン
マップの悪意がひどかったが外出中だったので根性でクリア.
ラスボスは氷無効だったがそこ以外は特に苦労することなく倒せた.
ED中アプリが落ちたり間違って校内をみる前に下校してしまったので合計3戦位してしまったが…

・反省
合体とかあまり考えずにクリアできたしまった
パートナーが違うとかなり変わってくるらしいがもう一周するべきか…


便利なページ
・マップやアイテム等の基本的情報(http://ifs.nog.cc/fool-est.hp.infoseek.co.jp/shin_if/index.html)

2017年5月20日土曜日

旅メモ

プライベートで用事があったので6日間県外を移動していた
空き時間を利用してカードゲームの大会とCDショップをいくつかチェックした.
荷物のパッキングと移動方法を備忘録としてメモしておこう.

1.持って行った荷物
・THE NORTH FACEバックパック
 -大バッグ.もらいものなので詳しくは分からないが多分実用重視, 試してみたら以外にモノが入った.
・ユニクロビジネスバック
 -小バッグ. A4の書類が入る. 
・ポロシャツ(2着)
 -比較的マジメ用 ユニクロのL.
・Tシャツ
  -カジュアル用. ポロシャツの上に来てもきつくないほどゆったり.
・下着類
 -靴下,パンツ,ランニングそれぞれ二つ あとタオル
・ズボン類
 -ジーンズとスラックス. スラックスはプラケースに入れて持って行った
・ノートPC
 -作業用. 起動中は電源につなげていても充電されなかった.
・マウス
 -ハブとの相性が悪かったのか動作不良.
・USBハブ
 -電源付き 4口.電源は余計だったかもしれないが結果的に活躍する. 
・USB電源ハブ
 -USB給電用のハブ.
・newニンテンドー3DS
 -アイデンティティだとおもっていたが結局一度も点けなかった.
・ICレコーダー
 -基本音楽聞く用.
・筆記用具
-メモ帳とボールペン
・TCGストレージ
-200枚箱を二つ 

2.購入物
・CD数枚
-メカノとディスクユニオンあとツタヤのレンタル落ち
・同人誌
-評論ジャンルしかかわながち
・ハンドスピナー
-ついつい,プラ製で軽すぎる気がする
・ジャケットクリーナー
-気が付いたらジャケットがすごく汚れていたがコンビニで見つかって助かる。 
・博物館土産
-絵ハガキ,Tシャツなど 

3.所感
・ノートPCの充電問題は給電ハブの問題なのか本体の問題なのか原因を確かめないといけない.できればACアダプタは1つまでにしたい.
・ジャケットクリーナーは便利.こういう場合携帯しておきたい.
・服のサイズを複数用意しておくと寒いとき重ね着できて便利
・休憩時用のズボンが無い問題.

4.移動メモ
帰りの飛行機は羽田の早朝便(6:20着)だったが,ネットの記事を参考にして無事時間内に到着できた.
前日のうちに蒲田でスタンバイし, 3時20分ごろの高速バスで4時ごろ国際線に到着.5時ごろ国内線の無料連絡バス利用,5時20分ごろ搭乗手続き.
高速バスは別の乗り場4時ごろ発の便がある.
国際線は24時間営業のカフェが何件かあるので十分栄養補給できる.展望台が静かなのは深夜だけだろうか.BGMのチョイスが良いので寒いことを除けばおすすめ.



2017年1月20日金曜日

マンガ倉庫加治木店

先週正式オープンしたマンガ倉庫加治木店に行ってきました

なぜかは深く考えたことは無いのですがこういう店はとりあえずチェックする習慣があります.


外観とか行き方とか


マンガ倉庫加治木店はあの郊外とかによくある広い駐車場の周りに中型店舗がいくつかあるアレの一角にある.
ぱっと見て駅から近そうだったので駅から徒歩で向ったが
駅の出口が線路の反対側だったのでカンで行こうとすると割と遠回りをさせられる.
ここは駅から見て北西側の陸橋を渡るのが最短.
陸橋を渡った先がそのままマンガ倉庫だ.

別ルートで行く場合は道路からマンガ倉庫は見えにくいので.タイヨーの看板を目指すと良い.

道路沿いを歩く場合この看板が目印になる

看板から左に向けば大体こんな感じ
このすぐ右側に陸橋がある.



中の様子について


来た時にはまだ店内のレイアウトの図が出てなかったので軽くマッピングしてみました.


売り場スペースの広さはあまり正確ではないので目安程度にとらえてください.
壁沿いに行くと通れない場所があったりするので急ぐ場合は赤い動線を歩くのが無難.
出入り口から突きあたりの壁に行くまでが45歩程度,大体それくらいの店の広さです.
フードコート的なものが無い所をのぞいたらそのまま鹿児島店の縮小版のような感じになるかも.


2017年1月10日火曜日

170110

今日はデヴィッドボウイの地球から落ちた男という映画を見ました
デヴィッドボウイは暴力なんだなぁ


ちなみに書き忘れてるけど
レトロフトのTシャツ展示はおじさんきんちゃくの人のを買いました

スペチャンのサントラかいました