概要
ピースの又吉が原作の『火花』の紹介記事である。先入観を排したい人には不向きだが、意識して観ると間違いなく話が何倍か面白くなるポイントについて解説したいと思う。
全体的にネタバレ無しを心掛けているが、後半は物語の構造に軽く触れる。
注意事項
・パンフレットはネタバレっぽいので注意・映画のホームページもスタッフ、キャスト、映画館情報以外は見ない方が良い
・今週くらいから放映が終わるので行くなら早めに
キャラクター
最低限この4人の顔は覚えないとストーリーが理解できないだろう。・徳永(菅田将暉):主人公。平凡なお笑い芸人。
・神谷(桐谷健太):型破りなお笑い芸人。
・真樹(木村文乃):神谷と同棲している。
・山下(2丁拳銃川谷):徳永の相方。
あらすじ
若手芸人の徳永(菅田将暉)は型破りなお笑い芸人神谷(桐谷健太)のネタに衝撃を受ける。徳永は神谷に弟子入り、芸人生活の傍ら一緒に呑みに行くなどで刺激を受ける。
そんなこんだで何年か時が経ち、なんやかんや出来事があるのだが、
徳永と山下からなるスパークスやあほんだら(コンビ名)神谷は果たして幸せと言えるのだろうか。
ここまではネタバレに最大限配慮したがここからは、ほんの少し詳しく話に触れるので注意。
『火花』の見どころ-リアルな芸人描写-
徳永や様々な登場人物が送る芸人生活はテレビでしかネタを見ていない我々には知る由もない部分まで映されている。
それが本当なのかわからないが、予想もしない方向で残酷だったり常識ではありえないほどボケとツッコミであふれている。
『火花』の見どころ-変容する登場人物-
どこからどこまでかは言えないが、劇中で何年か時間が経つ。
その過程で登場人物にも様々な転機があり、環境や芸人のスタイルなどが変化する。
劇中のほとんどのシーンがそれらの対比のためににあるのだが、
特に、徳永、神谷、真樹、山下の4人については鼻につくほどマメに拾ってくるので1シーンとも見逃せないだろう。
『火花』の見どころ-ストーリー彩る漫才-
随所にスパークスやあほんだらがネタをするシーンがある。
面白いのはもちろんのことストーリー上の意味も大きく持たせてある。
まさかネタを通して徳永の”変化”が伝わってくるとは思わなかった。
シーンによってはネタをしている徳永が目立たないところもあるのだが、どんなネタをしているのかしっかり確認しよう。
宿題
人物の対比する手数が多いのが印象的だった。
映画の解釈は色々あると思うが、少なくともそれらが見えて来たとき面白く感じた。
同時に見逃してしまったシーンも多くあるのに気づき、後悔もした。
それらの詳細はネタバレ有り回答編に続けたいと思う。
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