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2017年8月24日木曜日

読書「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング 」

自覚していることだが,私は自分の頭の中の内容をアウトプットするのが好きである.
何かのブログでこの本の紹介があった時は似たような系統の趣味の人が本を出したなぁと思っていた.
もう少しそういう内容だとわかるようなタイトルの書き方にしてほしかった.

さて、この本の内容を説明すると. 思考を紙に手書きで書く効率の良い方法とその利用方法である.
似たような趣味の人ならわかると思うが, 紙の上にメモをする習慣は案外最適化しにくい.
授業のノート等は項目ごとに本を分けたりルーズリーフをファイリングするだけで良いのだが,
それ以外のとりとめのないメモの場合想定すべき状況の違いでツールの選択肢が増大し悩むことが多い.
これまで小さいキャンパスノートや測量野帳,定期入れにカードを入れる方法やトランプまでいろいろ試したが不満が大きかった.
大きいノートは強度と取り回しが悪く, かといって小さいものだとスペースが少なすぎる.
今まで一番正解に近かったのが測量野帳で買い物メモや不意を突かれた時等ポケットに忍ばせる用途では最適だったが腰を据えて書く事については手首がつかれる代物だった.

この本で出している答えは用箋ばさみ.文房具のコーナーではノート類ばかり見ていたので完全に盲点を突かれた.ペンのおさまりも良くてちょうど良い.
あと,紙のコスパも調整できるのが良い. これだけでもかなりの収穫.
また,この本は書いたメモの活用方法なども書いてあるが書くこと自体を楽しんでいた私としてはそういう使い方もあるのかと意外だった.

ビジネス書として内容の密度はすこし薄い気もするが,
同人誌としてはかなり楽しめる本だったと思う.


メモ
そういえばメモ用のトランプがあったことを思い出したのでその存在を覚えておこう.

ゲーム攻略「かまいたちの夜(iOS)」

おそらく十分知名度があるゲームだと思うが念のため核心に言及している部分とそうでない部分に分けて書くことにする.

何かのアプリを開いたときiOSのアップデートをきっかけに32bitのアプリが起動できなくなる(あってる?).その関係で配信停止になるアプリがあることを見つけ.スパイクチュンソフトのアプリも漏れなくそうなるらしいので急いで攻略した.
ケイブか何かのシューティングゲームとかもねこそぎらしい.ぶっちゃけそのためだけにOSをアップデートしない用とする用の二つのデバイスを持つことも考えてしまった.

で、ゲームの話をしたいがいったいどこまでがネタバレに該当するかしないかが分からないので非常に書きにくい.
あくまでここは自分の記録なので割り切るべきか.
とりあえず当たり障りのない順に感想とか情報とか書く.

結論から言うと 話が面白かったのでかなり満足した.男女二人が雪山のペンションに行くという状況で書ける話をよくここまで面白くできたと感動した.

ゲームのシステムは,ノベルジャンルの中では珍しくフローチャートが無い.つまり割とプレイしにくい.未だにフラグが把握しきれていない.
あと, かまいたちというと未プレイでも思い浮かべる青いシルエットが無い.私はこのバージョンしかやってないが別になくてもよかった.


ここから当り障る情報.

今までノベルゲーは,特に背景をバックに(乗馬に乗るみたいな記法だが)全面にわたって文字が出るタイプのゲームはひぐらし(体験版)と428とポケモンのフリーゲームとフロラン…細かいの思い出すとけっこうやってるなくらいしか無いがミステリーものからコメディ・シュール・ホラー・アクション等ジャンルが広く変わるのは面食らった.
初回はヒロインに殺されて,次回真相を解明して(予想以上に直球なトリックでしたね).そこから釜井達の夜とOの悲劇を見たから驚きも大きい.割と夢中になって選択肢を総当たりしてしまった.
今思うと普通にプレイしたらエンディング後は釜井とOの悲劇のどちらかになるように作られていたように思うからそれが制作者の罠だったんだろうな.

ちょっとよくなかった部分は二つ
1つはフローチャートが無かった事.これは単純に不便を強いただけに思える.
2つ目はトリックの難度.犯人を指定する部分でどう見ても怪しいあの人を選んだらそのまま話が進んでしまったのが良くなかった.てっきりそこから謎解きを促す細かい選択肢が出てくることを期待していたから拍子抜けである. そもそも,原作はキャラのシルエットが出ているらしいが, キャラの情報量が増えたらもっと簡単になってしまうのではないだろうか. 機会があれば別機種の方も確認したい.

感想はこんな感じか.

最後にストーリーをすべて見られたか気になる428であったしおりシステムがないのでいまいち安心できない.
不思議のペンション編が最後ですよね・・・?


2017年8月21日月曜日

読書「嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え」

あまぞん
青年と哲人の会話でアドラー心理学を伝える内容.
結論から言うと自己啓発書として良くできている.
良くできているので読みやすい.

青年と哲人は極端な存在論者と目的論者でお互いが反論し合う事で話が進む.
青年は哲人に食ってかかるのだがその様子を読むだけでも楽しい.
しかし, そういう展開は一章で終わる.青年はちょろすぎた.
悲しいかな所詮は登場人物はすべてアドラー心理学を分かりやすく伝えるための装置でしか無かった.
ただ, 良くできた自己啓発書なので会話は不愉快にならないように配慮が行き届いている.SNSのレスバトルにありがちな非建設的文章は無い.二人の楽しい会話を延々と楽しもう.
基本的にはノンストレスだったが極端なキャラクターに耐性が無い人や主人公がドヤ顔で説教するような話が嫌な人には向かないだろう.


個人的に最も収穫だったのはこのような対話形式の本があると知った事である.
内容を伝える意図でキャラクターをデザインしているということが分かれば考える切り口も増える.
例えば青年は存在論者の典型として作られたと思うのだが, きっとこの本を読むような層の共感を煽るように設計されているのだろう. 私は全く感情移入できなかったが.
この考えは今読んでいる本についても役立った気がするがそれはおいおい加工.

読書「図解でわかる心理学のすべて」

あまぞん
昔倫理の教科書か資料集かで読んだ内容と重複するような部分が多い.それを読んだことが無かったらそこそこ目新しい内容だと思う.
どちらかと言うとこの本の方が内容が詳しく, 俗な内容も多い.
結局心理学は各々の人生観ありきという印象になったが実際どうなんだろか.

2017年8月9日水曜日

本を読んだ「タロットの秘密 (講談社現代新書)」

 数年前,タロットに興味を持ったが使ったのは五回もないと思う.
三か月前,歓迎会か何かで幹事が席割りを決めておらずそして出席者が22名だった時はこの時のためにタロットを持ち歩いていたのかと思い幹事に貸したが, まぁ微妙にグダった.カードの大きさの割に数字が小さいので席番号札には適さない.
 こんなことで実感するのもどうかと思うがタロットの知名度はそこまで高くはない.よく回想すれば私もタロットの本を読むまではドラクエⅣか爆ボンバーマンかそこらへん程度の知識しかなかったのでそういう事なんだろう.
 逆に考えれば世の中の所々に浸透していると捉えることもできるが街中の書店ではタロットの入門書はほぼ占いの本である. それらを読めばカードの意味は分かるがその本の筆者や世の中でタロットを出す人たちと根本的な前提を共有できていないようなしこりが出てくる. いや、なぜそのカードを持ち出すんですか、と.流行った経緯も気になるけどどちらかと言えば空気感がまだ何かしっくり来ないんですよ、と.
 そんな声が実際に伝わったのかは分からないが「タロットの秘密 」は「占いをしたい!!!!」という人以外にも間口を広げている. まずタロットカードにときめきを抱く気持ちを伝えてくれたのが助かった.
 本の流れはそこから一旦タロットの起源までさかのぼってから現代までどのように深化し形を変えて一般に広まるようになったのかを丁寧に説明している.この部分も日本にどのように入ってきたのかを経由し最終的にはかなり最近のトピックまで言及しているので初心者でも読みきりやすいストーリーになっている.
 後半の半分くらいはカードの意味や読み取り方の説明をしている.実はかなり前に「タロット―こころの図像学」に手を出していたのだがちょっと長くてちゃんと読めていなかったのだが, それをかなり分かりやすくしたような内容になっていてこちらは最後まで読めた.「図像学」の方も今ならもう少し読めるかもしれない.
 最後の最後の方で占いの例が書いてあるがこの部分はあっさりしている.この本の意図はよくあるタロット入門書では書かれない部分をカバーすることだと思うのでページ数の都合上そこは削らざるを得なかったのだと思う.
 …という風に私はこの本の内容に満足している.しかし,本の表紙(とオビ?)が既存のタロットファン向けである点が少し残念である.確かに歴史的な部分の説明は元からタロットが好きな人も気になる所だったのだと思う.その部分をアピールしておけばタロットファンはこの本を間違いなく買うだろう.
 ただ,タロットと言えば占いという発想すら浮かばない層こそこの本を必要としていると思う.今タロットが好きな人よりこれからタロットを好きになる人の方が間違いなく多い.できればもう少し何も知らない人が手に取るようなそういう仕掛けが合っても良かったんじゃないかなと思う.

本を読んだ「頭がよくなる「図解思考」の技術 (中経出版)」

 買った時の記憶は無いことは多々ある.
 きっと描ける図の種類が増えたら良かろうという思いがあったのだろうが一番大きい動機は十中八九セールがあったからだ.

 箇条書きのメモでは意味が分からなくなりがちだから図で表現したほうが分かりやすいというのが本書で挙げているモチベーションだが,その癖して文章がかったるい.
内容もそこからあまり進まない.あ, この本俺向きじゃない感がじわじわと浮き上がってくる.ところどころ役立つと思う部分があるのがやりきれない.図で書けるようになるには話の内容の学習とパターン化と訓練に頼っているのが悲しい.
 こういうことがあるから電子書籍はガチャガチャの域を出ない.そう思った矢先, 怒涛の展開がやってくる.

 描いた図はパワーポイントを作るときにも流用できますね のコーナー
どうみてもポンチ絵
手書きの線でなんとなくぼやけていたものがOfficeフィルターを通せば強く匂ってくる公的機関のpdf感

 確かに箇条書きよりかは分かりやすいとは思うがメモには変わらないわけでそれをそのままパワポにするのは悪手…

 そう思いつつも残りはおすすめ書籍のコーナーだけだったのでつい読んでしまう.
「アイコンやちょっとしたポンチ絵をさらっと描けるようになりたい人の本」の見出し.
自分で「ポンチ絵」というワードを使ってしまっていた.

 重要なネタバレを書いてしまったのでこれ以上は内容に触れないが伏線とこれ以上のオチは用意されているので気になる人は読んだ方がいい.

 初心者にはもう少し簡単なところから始めた方が適していると思うし, それ以上の人には何か物足りない内容なので結局誰向きなのかは私には分からなかったが,
ただ「ポンチ絵」というワードに特別な感情を抱く人はこの本を楽しめる
このことはかなり自信を持って言える.